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山村美紗 22  赤い霊柩車 1 [山村美紗]

 最近、BSフジで山村美紗の赤い霊柩車シリーズの再放送がされた。片平なぎさと神田正輝のコンビが当たり前と思っている人も多いと思うが、石原明子役の主演女優片平なぎさは最初からだが、黒沢春彦役(原作では黒沢秋彦)の神田正輝は第3作からだ。また、山村紅葉は最初からずっと出演している。山村美紗さんは、山村作品を各局でドラマ化するにあたって、山村紅葉の出演を条件にしていたと言われている。

第1作は、1990年4月小説新潮に掲載の「赤い霊柩車」を基にして1992年3月6日にフジテレビで放映され、主演男優は美木良介がつとめた。原作ではポケットベルが登場しているが、ドラマでは登場していない。ただ、当時便利に使用されていたテレホンカードが使える緑の公衆電話が登場している。

第2作は、1990年8月に小説新潮に掲載の「黒衣の結婚式」を基にして1993年6月4日に、主演男優を国広富之にして放送された。原作ではポケットベル、転送電話、自動車電話が登場しているが、実際の放映では、マイクロカセットを使用した留守番電話や携帯電話が登場している。特に携帯電話は、葬儀社専務の秋山隆男役の大村崑がアンテナを立てる携帯電話を使用していた。

第3作は、1992年8月に小説新潮に掲載の「消えた配偶者」を基にして1994年7月15日に、主演男優神田正輝で放映された。原作では携帯電話が登場していたが、放映では、マイクロカセットを利用した留守番電話、コードレスフォン、携帯電話が登場する。狩谷警部をはじめ警官はまだ公衆電話を利用しており、携帯電話は登場しない。1作2作では亭主関白をイメージした春彦だったが、3作では明子に優しい春彦になっていた。

 1987年4月にNTTで始まった携帯電話サービスでは重量約900gと決して携帯とは言えるものではなかったが、1991年4月にアナログ携帯電話ムーバにより重量約230gと、やっと携帯電話と言える代物になった。1993年に契約数が100万台を突破しており、便利な連絡ツールとして認知されて来たのだろう。ドラマで大村崑が使用しているのはこのタイプと考えられ、現在の携帯電話に対してそんなに違和感はない。その当時、新規加入料45800円、毎月の回線使用料が17000円とやはり高価だった。
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