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芥川賞 2 火花 1 [小説]



 文学界2月号で火花を読んだ。お笑い芸人の又吉直樹さんの執筆で、すでに話題を呼んでいた。私なりに感想などをと考えていた矢先に芥川賞候補とのこと。どうせなら結果を待ってからと思ったら芥川賞受賞。文藝春秋9月号で選考委員の芥川賞選評を読んでからとあいなった。選評の中で村上龍先生は、長すぎる点で積極的に押せなかったとのことだが、厳しい評価ではなかった。



芥川賞の選評というと、石原慎太郎先生を思い出す。かなり辛口で芥川賞の受賞作を読む前に、チェックしたものだ。今回の受賞について選考委員であればどのような選評をされただろうか。ニコニコ生放送では、ぜひ読んでみたいと発言されたとのこと。ぜひ評を聞いてみたい。



石原慎太郎先生最後の芥川賞選評は2012年3月号だ。その時の受賞作は、今回と同様に円城塔さんの「道化師の蝶」と田中慎弥さんの「共喰い」のダブル受賞だった。石原先生は、「自我の衰弱」との題で「私は今回をもって芥川賞選考の勤めを終わるつもりでいたが、その最後にあたって、この15年余の間文学の世界に新しい風を迎える仕事にたずさわりながら抱いてきた感慨を記しておきたい。・・・故に老兵は消えていくのみ。さらば芥川賞。」肝心な中間部分を抜いてしまったが、その後の芥川賞で辛口の選評が読めなくなったのは残念だ。この時、村上龍先生も選考委員だったが、選考委員会欠席との事で選評なし。どんな選評となるか読んでみたかったが。



 火花を読んで書評は、と聞かれたら、結構読むのにくたびれた、が感想になってしまう。その点では村上龍氏と結び付くのかもしれない。ぐいぐい引き込まれて一気に読み終わったではなく、頑張って読んだ。この作品には携帯電話に関する記載があり、どうもガラケーのようだ。確かに、スマホでラインはこの作品には似合わない。
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