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芥川賞5 コンビニ人間2 [芥川賞]

 次回の芥川賞が発表されたが、今回も村田沙耶香さんについて。

 村田沙耶香さんは「コンビニ人間」で芥川賞を受賞しているが、それ以前にも注目すべき作品を発表している。そのもとが小学生時代にあるらしい。「文学界」2016年9月号に[小説という教会]というエッセイに記載されている。その中に小学6年生頃にワープロを手に入れた旨の記載がある。「インクリボンで自分の文章を印刷すると、手書きのときには分からなかった、言葉そのものの手触りを知ることが出来る気がした。プロの人々は皆、自分の字を明朝体にするために小説家になるものだと勘違いしていたので、「ワープロが普及したらこれから小説家になる人はいなくなってしまうのではないか」と的外れな心配をした。」との記述がある。

 私も初めてワープロを購入した時、自分の文章が活字になると単なる報告書から全ての人にプレゼンできる報告書を作成出来た、などと勝手な解釈をしていたことを思い出した。自分の書いた文章が活字になるとは、直筆とは全く違った感覚を文章に与えるものだと感じた。

 村田沙耶香さんが小学校6年生の頃はおよそ1990年から1991年だろう。その当時のワープロは、液晶を搭載したラップトップ型で3行印字が可能など、進化した時代であった。東芝のRupoやシャープの書院などを聞かれた方もあるだろう。まだパソコンでのワードや一太郎が普及する前で、半年に1回、各社が新機種を発売し、ワープロ専用機最後の全盛期であった。

 [小説という教会]というタイトル、読み終わってなるほどと納得した。
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